自分のことを振り返ってみて、変えたいと思ったのがこの点だった。
加害性のない言葉や語り、表現を使う、と言い換えられると思う。
よく例えられることだけども、言葉は刃物になりかねない。
言葉一つで相手を幸せにすることもできれば、言葉一つで相手の心を引き裂くことができる。実際に僕は、一つの言葉で何年も傷ついているし、自分の人生や人間性を蔑ろにされるような言葉を投げかけられて、途方もないほど悔しかった。
刃物のような鋭い言葉は、その人がそれまで傷つけられてきた証だと思う。その人がなんとか噛み殺していた気持ちや、抑えていた悔しさが弾け出したような、悲鳴に近い表現だと思う。
身近にそのようなきつい言葉を使う人がいて、影響を受けたのかもしれないし、意図しなくても咄嗟に出てしまったのかもしれない。
自分の気持ちを表す言葉がわからないまま成長して、鋭い言葉や行動でしか表現できないのかもしれない。
それでも、言葉はその人自身から出たものであり、その人が言葉の責任を負わないといけないものだ。その人自身に全ての原因があるわけではないとしても。
人は変わる。変わることができる。
だから、その日を信じて、前に進んでいくのがいいと思う。